AIエージェントメモリ基盤カオスマップ2026|29項目

 
AIエージェントメモリ基盤カオスマップ2026
2026年7月31日時点の公式情報を確認

株式会社ユニバーサルマーケティングは、AIエージェントが過去の会話、経験、事実、手順、状態を保存・抽出・統合・検索・想起するための基盤を整理した「AIエージェントメモリ基盤カオスマップ2026」を公開しました。

専用サービス・API、記憶ファーストのOSS・ランタイム、エージェント基盤の内蔵メモリという3分類で、公式情報を確認できた29項目を掲載しています。画像版と、各公式ページへ直接移動できるHTML版を同じページに用意しました。

カオスマップを作製した背景

AIエージェントは、単発の質問に答えるだけでなく、複数回の対話や長期の業務をまたいで状態を引き継ぐ方向へ進んでいます。そのため、会話履歴だけでなく、ユーザーの嗜好、過去の判断、作業手順、エージェントが得た知識を、必要な時に正しく想起する「メモリ」が重要になっています。

一方で、市場にはメモリ専用API、セルフホスト可能なOSS、エージェントフレームワークの内蔵機能、汎用データベースが混在しています。本資料では、開発者が選定しやすいように専用機能と汎用保存先を分け、本編を3つの実装レイヤーへ整理しました。

カオスマップの特徴

公式情報で確認した29項目

公式ドキュメント、製品ページ、公式リポジトリを優先し、現在の提供内容を説明できる項目だけを本編に掲載しました。

提供形態で3分類

マネージドな専用サービス、記憶を中核にしたOSS、エージェント基盤に組み込まれたメモリ機能を分離しました。

汎用DBは補足へ分離

PostgreSQL、Redis、MongoDB、ベクトルDB、グラフDBは重要な保存先ですが、記憶専用基盤との誤認を避けるため本編外としました。

Gemini監査を二段階で実施

初版監査の指摘を一次情報で再検証し、修正版の件数・分類・説明を再監査して公開可能判定を得ています。

カオスマップ画像版

AIエージェントメモリ基盤カオスマップ2026。29項目を3分類に整理した全体図

画像をクリックすると4K版を開きます。スマートフォンでは画像枠内を横方向にスクロールできます。

公式リンク付きHTML版

各カードをクリックすると、調査で確認した公式ドキュメント、公式製品ページ、公式リポジトリへ移動します。

29項目の調査から見えた傾向

10記憶専用
サービス・API
11記憶ファースト
OSS・ランタイム
8エージェント基盤
内蔵メモリ

1. メモリは単独製品と基盤内蔵機能の両方で拡大しています

Mem0やZepのような専用レイヤーだけでなく、LangGraph、CrewAI、Google ADKなど主要なエージェント基盤にも短期・長期記憶の機能が組み込まれています。

2. 主要クラウドにも専用のマネージドメモリが揃い始めています

AWS、Google Cloud、Microsoftは、エージェント向けの永続メモリまたはMemory Storeを公式に提供しています。導入時は提供段階、リージョン、保持期間、暗号化、費用を確認する必要があります。

3. 「保存先」と「記憶ロジック」を分けて比較する必要があります

データベースは記憶を保存する重要な構成要素ですが、何を記憶し、どう統合し、いつ想起するかは専用基盤やフレームワーク側の役割です。

掲載基準と調査方法

本編への掲載条件

AIエージェントの記憶を保存・抽出・統合・検索・想起する専用機能を、公式情報で確認できることを条件としました。

掲載単位

サービス、API、OSS、ランタイム、エージェント基盤内蔵機能を機能単位で掲載しています。同一企業でも役割が異なる場合は別項目としました。

補足と除外

汎用DBは補足へ、一般消費者向けチャット製品の記憶機能は開発者向け基盤ではないため除外しました。

監査

Geminiの初回監査後、公式一次情報で5指摘を検証・修正し、再監査で全条件Pass・公開可能を確認しました。

主な一次情報

全29項目の公式リンクは、上のHTML版カオスマップから確認できます。

今後の展開

エージェントメモリは、短期・長期記憶、時間知識グラフ、経験学習、共有メモリなどへ急速に細分化しています。当社は今後も公式情報を継続的に確認し、本カオスマップと掲載候補一覧を更新します。

企業のAIエージェント導入では、保持すべき情報、削除方針、アクセス権、個人情報、監査可能性を業務要件と合わせて設計する必要があります。今回の調査を、長期運用できるエージェント設計と評価支援へつなげてまいります。

株式会社ユニバーサルマーケティングについて

株式会社ユニバーサルマーケティングは、「10年以上解決できていない経営課題を解決する」を理念に掲げ、マーケティング知見をLLMアルゴリズムに変換し、既存の業務フローへ組み込むAIプロダクトを開発・提供する会社です。戦略設計、AIアーキテクト、プロダクトエンジニアリング、UI/UX設計の専門性を組み合わせ、売上向上と利益率改善につながる仕組みづくりを支援しています。

長期運用できるAIエージェントを設計したい方へ

何を記憶し、いつ想起し、誰が削除・監査できるかまで、業務要件とセキュリティ要件に合わせて整理します。

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これを書いた著者

小長谷直登のイメージ
株式会社ユニバーサルマーケティング代表取締役|ビジネスアナリスト
小長谷直登
株式会社ユニバーサルマーケティング代表。マーケティングに必要なプロダクトを自ら作り、コンサルし、成果を出す。BigQueryによるデータ統合基盤の構築、ローカルLLMによる機密データのAI処理、AI長期記憶システムの開発を手がけ、上場企業を含むマーケティング戦略設計とAIプロダクト開発を支援。このサイトでは、マーケティング実務とAIプロダクト開発の現場から得た実践知を発信しています。
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